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批評

バージョン1.28 3つの改悪

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バージョン1.28 3つの改悪

ちょっとした話。
 先に書いておこう。これは古いテキストである。
 それこそ、CDRなんぞに焼いてあったくらい……

 しかし、いま見てなお役立つ話なので、加筆して残しておこうと思う。


バージョン1.20から、1.28への改悪部分・三点


1.空の「カード説明」ウィンドウ

 フィールドに表示されたカードを右クリックすると、カードの説明が読める。
 1.28から、カードに説明を書いていなくても、ウィンドウが出るようになった。
 ……何の意味がある?

 何も書いていない、空の説明欄をわざわざ開く理由とは? 
 1.20はクリック音がするだけで、子ウィンドウは出ない。出す理由がないからだ。
 演出の面でも1.20の方が断然スマートなはずなのだが……意味がわからない。


2.幅の狭くなった「白丸」

 冒険者の持っているスキルカードには、適正をしめす緑の丸がついている。
 1.28から、最高の適正を表す白い丸が、非常に出づらくなった。

 これは古いバージョンの方が優れている。なぜか?

 一つは、冒険者の適正がわかりやすくなる
 戦士系を狙って、特徴をつけたのに、緑の丸どまりでは、いまいち向いているのかどうか。
 だったらある程度、はっきり傾向が見えれば白丸をつけた方がよい。1.20ではそうだった。

 もう一つは、白丸の中でも幅ができる、ということ。
 同じ白丸でも、含まれる範囲が広ければ、まさしく見えないデータ部分で差が出せる。
 逆をいえば、1.28の白丸は、ごく限られた数字の証明になってしまっている。
 さらに、かわりに広くなった緑丸は、さらに適正をぼかす羽目に。
 
 本来この表示は、数字の代わりに大まかな傾向を示すためのものだったはずだ。
 元の作り手の意図がわかっていないのだろう。完全な改悪だ。

 (ちなみにこの件は、公式の掲示板にあげられていた他の方の意見を叩き台にしている)


3.スキップできる「ウェイト」

 エディタで設定できる「ウェイト」は、1.28からクリックすることでスキップできるようになった。
 ……演出のために設定しているのに「スキップできるウェイト」とは?

 しかし、これに関しては分からなくもない。
 1.20の当時、なにかとつけてウェイトを挟みたがる作者が多くいたからだ。
 特別ヒドイものは、テキストコンテンツの間にひとつひとつウェイトを挟むという……そこまでして間がほしいのか、とw

 当時の皮膚感覚で、なんとなく対応してしまったのだろう。しかし、本来これはシナリオ作者の方で対応する事案だ。
 もちろん、2013年の現在では、実情に即していない話である。それどころか、ウェイトでウェイトが設定できないという本末転倒の事態に。


 ※
 昔に書いた簡単なメモではあるが、現状にも通ずる部分があるはずだ。
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