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批評

意識のズレ

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意識のズレ

今回、特定の方の名前が出ています。注意。
 厳密には考察になるけども、

 ラ・フランスさんの「逢魔が山」
 proxiさんの「城塞都市リムリック」


 テストプレイしてみました。
 ただ、末端の不備を指摘しても、おそらく意味がない。
 もっと根幹の部分に問題があり、Cardwirthにはたびたびこのタイプの人たちが出てくるから、ここで記事としたい。


  バグ

 そも、なんでまとめてひとつの記事にするのか? 二人は同じ問題を抱えているからだ。
 これは、以前にギルドで公開されていたproxiさんの「城塞都市リムリック」の1シーンに象徴できる。
 ※クリックで拡大

20160514205219d15.png

 このバグ。プレイした人なら皆、覚えてるんじゃないかと思う。これは最初の宿屋から出発したシーンだが、前のシーンで出した親父の画像を消し忘れているのだ。
 最初見たときは大マジメに何かの演出かと考えてしまった。しかし今回、テストプレイに上げられているバージョンは修正されているので、やはりバグだったのだろう。

 ラ・フランスさんのほうはどうだろう。
 テストプレイヤー方々の報告を聞いていると、進行不能になるバグがあったらしい。引用させていただくと、

・アイテム「妖精の護符」を初めて使う時、チャネリングするPCのスキル枠に空きがない状態だと、スキル使用回数がないために進行不能になるようです。



 ラ・フランスさんはこれを受けて

★チャネリングで進行が不可能になったときの救済処置を用意しました。


 とフィクスしたものの

チャネリング@シーシャのクーポンを配布する前か、再プレイの時に一度消した方がいいかも。 
精神力回復の時に前に選んだPCが回復してました。


 と、同じシーンの問題でまたバグを出している。

 さて、この二つのバグ。
 開始五分でぎょっとさせてくるproxiさんと
 指摘された部分に対応できなかったラ・フランスさん
 共通の問題とは何か。


  "ズレ"

 バグ、それ自体は問題でなかったりする。
 問題は・・・・・・これらの不備を「人に見られても問題ない」と評価した二人の感覚なのである。

「城塞都市リムリック」のバグは、開始五分で発見できるものだ。
 作者がこのバグに気づいていなかったとは考えづらい。
(でなければ、投稿前に最終確認もしていないということになる)
 つまり判った上でギルドに登録したわけで。

 ラ・フランスさんの方は、進行不能のバグがあったにもかかわらず、それが起きるであろうパターンを自分で考察しなかった。テストプレイ投稿前も、おろか指摘された後でさえそうだった

「人が見たらどう思うのだろう」という感覚にズレがあるのだ。
 ズレているから無感覚でいられる


  不達意とコダワリ

「人が見たらどう思うのか」にズレがあると、発信と受信がうまくいかない。相手の欲する反応を返すのが関係の基本だからだ。
(一応書いておくけど、スタンドアロンで毒づき続けることの難しさ、創意と不完全の自覚に裏打ちされたダラしなさと混同してもらっては困る)

 この二人の作品は、明らかに発信の周波数がズレている。これらはすべて相手の反応を想像できない一点に起因している。
 もちろん、より高度な心理戦――批評で語っているような「誘導」などは、とうてい不可能だろう。

 しかし見方を変えれば、この一点さえ克服できれば、あらゆる部分で改善点が自覚できるはずだ。がらりとシナリオが変わるだろう。
 この二人には「細かなコダワリがある」という美点があり、そこははっきりアドバンテージのはずだ。ただ伝わらないという一点が、すべてを台無しにしている。

 この点をまず改善すべき。
 というのが、テストプレイの感想である。
 
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