作品名:夢は南海を駆ける
作者:発狂道化師さん
作品タイプ:長編
公開年:1999年
概要:
「ふふっ、なんだい親父さん、この張り紙は?」冒険者の一人がライターを弾く。「まだこんな人が絶滅していなかったなんて--」
並々ならぬバイタリティを持った男の変遷を、未開の地という極限状態の中で炙り出した傑作長編。無数の引用をテンポを気にしつつも書きたいからぶち込んだ、という理性と熱気のアンビバレンツが、結果として作品に驚異的な密度を付与している。
いい意味で「ネクラ」な作者の嗜好が存分に出た、文句なしの一品だ。
※
内容がある、ってこういう事だと思うよ。
だいたい「デキる」作者って、Readmeで自戒できてるんだな、と。