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批評

霊地王生路のシナリオ群

本文なし
作品名:霊地王生路
作者:霊地王生路さん
作品タイプ:悲劇
公開年:2010年代前半


概要:
 悲しい男がいる。ASDに生まれ、ひとり社会に放り出された青年は、耐えられない孤独のはけ口をインターネットへ見出した。誰彼かまわず近づいては嫌な顔をされ、犬のようにすり寄っては蹴とばされる。
”それでも、社会と接点が欲しい!” すがりついたのは追い詰められ、失うもののない男女の行き着く先、夢のような大儀に奉仕する活動家の道――という妄想だった。
 工場で日銭を稼ぎながらベルヌ条約の改正に手が届くかのような夢想を膨らませ、文化保存と称しては他人のポケットに手を突っ込み、それで振り向かれたと思えば蹴飛ばされてシッポを巻く。俺はいじめられている! 誹謗中傷だ――
 何も得られないまま青年は年老いていく。だれにも認められないまま。
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 ※
 こういうリアリティショーだと思えば。
 彼の作った創作物はない。コピペだらけの粗製乱造は明らかに「正義に奉仕している霊地王生路」という妄想の道具でしかなく、評価するべきは上部構造、つまりこの瞬間も演じている悲劇だ。
 老婆心だけど、まず目の前の相手と仲良くできることだと思う。
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